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◇こだわりのショップをセレクト!◇

CEDOKzakkastore / チェドックザッカストア浅草 代表 谷岡剛史さん


お店を訪れた人が、自分のライフスタイルを見つけられる
…そんなお店を訪ね、お店作り・売り場作りについて伺った。



 東京・浅草。老舗の和食料理店に並ぶ喫茶店の横の細い路地に入り、店内に入るとそこには鮮やかな色合いの雑貨や本、家具などが広がる…。それが「チェドックザッカストア浅草」だ。チェコ絵本、チェコ雑貨、チェコの家具、そしてドイツや東欧の雑貨を扱うこのお店は、店長の谷岡剛史さんが「誰も見たことが無いものを扱いたかった」という思いからスタートさせた、個性あふれる空間となっている。
 店舗の1階ではチェコの文房具、ヴィンテージ家具、絵本、東欧雑貨などを扱っている。3階はアクセサリーや雑貨、チェコの人気キャラクター・クルテクのグッズなど、店長が買い付けた幅広い分野のアイテムが並ぶ。また1階にはミニギャラリー、3階にギャラリースペースがあり、クリエイターやアーティスト、モノづくり企業などのイベント、個展、期間限定ショップなどを定期的に開催している。
 ここには、チェコに対する私たちのイメージ、たとえば「東欧の、かつては鉄のカーテンの向こう側」といったやや暗めの先入観を、いい意味で裏切ってくれるような、かわいくて楽しい鮮やかなデザインと色使いの商品が並ぶ。「お店をひとつの人格としてコーディネートするようにして、商品の並べ方、床、壁の色にも統一感をもたせるようにしています」という谷岡店長。その言葉通り、まるでチェコの国内にある部屋を訪れているような店内だ。独特のセンスの良さと空気感、奥行きが感じられ、思わず製品を手にとって店長と話したくなるような雰囲気が漂っている。
 店長が自らの足で集めてきたチェコのアイテムは、私たちが見慣れた西欧雑貨とはひと味異なる魅力にあふれ、訪れた人に“ワクワク感”を与えてくれる。まさに目利きの店長ならではの品揃えの売り場だ。「製品の特徴だけでなく、作られた年代や背景などのバックボーン、製品を見つけた時の経緯などを説明すると、お客様に喜んで頂けます」と語る。一度訪れると二度、三度と通いたくなる…「チェドックザッカストア」は、そんな“吸引力”のあるお店なのだ。


▲1階の売り場。チェコのヴィンテージものの椅子、文房具、布雑貨や東欧雑貨、壁面の本棚にはチェコの絵本が並ぶ


▲ミッドセンチュリーデザインのチェコの椅子と、ポーランド・ヤノフ村の織物で作ったクッションカバー


▲鮮やかで明るい色の文房具。売り場ではキッチン用品、リビング雑貨、トイ、服飾雑貨、手芸用品も扱っている


▲3階には店長が自ら海外で買い付けたアクセサリー、食器、バッグ、生活雑貨、チェコの人気者・クルテクのグッズなどが豊富に並ぶ

CEDOKzakkastore / チェドックザッカストア浅草

〒111-0043 東京都台東区駒形1-7-12
tel. 03-6231-6639
http://www.cedok.org