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Nippon Department Store 日本百貨店 きちじょうじ店
店長 石塚春香さん

Nippon Department Store 日本百貨店 きちじょうじ店 店長 石塚春香さん


日本全国から「モノづくり」にこだわった職人の手仕事の品をはじめ、ていねいに作られた商品、地域色豊かな食品を集め、売場で展開しているのが日本百貨店(にっぽんひゃっかてん)だ。作り手の思い、モノの伝統、そしてさまざまな背景まで、“ヒト”と“コト”を含めたモノづくりの良さを発信している。
日本百貨店は2010年に東京・上野御徒町にオープンして以来、「食品」「古道具」「お土産」など品揃えの異なる多店舗を、都内を中心に展開している。今回訪問した吉祥寺店は「Nippon Department Store」と銘打ち、“日本のスグレモノ”を幅広く提案している。
来店されるのは東京・吉祥寺近辺の方をメインに、地域に住む外国人のお客様も多い。平日は比較的年配のお客様が多く、土・日は若者やベビーカーを押したファミリー層なども多く訪れる。23坪ほどの売場では、食品、食器、玩具、日用品など使う分野やシーンごとに分け、温かなイメージのある木製の什器で販売している。

モノづくりの良さが感じられる場


「商品をお客様に実際に手に取って頂き、使う時のシーンをイメージしてもらえるような陳列を心がけています」と、同店の石塚春香店長はいう。品揃えも豊富で、商品ごとに細かな説明を記したPOPもつけている。全国各地から仕入れた素材の良さを生かした食品や、職人の技の光る品などにはリピーターのお客様も多いそうだ。「ご自分で体験された製品の良さを人にも伝えたいと思われ、ギフトとして買われる方も多いですね」という。
店内にはイベントスペースを設け、期間限定の商品特集やモノづくりの実演・体験なども行い、好評を博している。モノを売るだけではなく、モノの作り手と使い手が出会える場、また異なる分野の作り手同士がつながれる場ともなっているようだ。
「お客様から“ここに来ると落ち着く”と言って頂けることも多いですね。これからも、地元に根付いたお店づくりをしていきたいと思います」という石塚店長。フレンドリーな吉祥寺という町にふさわしい、モノづくりの良さが感じられる“出会いの場”となっている。

日本各地の和紙など素材のよさにこだわった製品
▲日本各地の和紙など素材のよさにこだわった製品

高い技術で生み出された食器類は贈り物にも最適
▲高い技術で生み出された食器類は贈り物にも最適

色が美しくデザインが可愛いガラス製のアイテム
▲色が美しくデザインが可愛いガラス製のアイテム

民芸品や陶磁器など様々な“日本のスグレモノ”が集まる
▲民芸品や陶磁器など様々な“日本のスグレモノ”が集まる

素材にこだわりデザインも新しい帆布のバッグ
▲素材にこだわりデザインも新しい帆布のバッグ

全国から集めた美味しい食品も好評。地域の食品の催事も行う
▲全国から集めた美味しい食品も好評。地域の食品の催事も行う

Nippon Department Store

〒180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺南町1-1-24
アトレ吉祥寺 本館1F
tel. 0422-22-1494
http://nippon-dept.jp