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唯一無二の雑貨の世界を作り出すお店
JAMCOVER East Tokyo



お店を訪れた人が、自分のライフスタイルを見つけられる
…そんなお店を訪ね、お店作り・売り場作りについて伺った。


“楽しくて可愛い雑貨を追究する”お店、JAMCOVER。20年前に東京・下北沢にオープンして以来、雑貨好きの人たちに愛される店として人気を博してきたが、2011年11月に東京・千代田区馬喰町に移転し「JAMCOVER East Tokyo」として現在に至っている。
オーナーの小沢理恵さんが、「雑貨アーティストの作品をお客様に伝えたい」という思いからスタートさせたこのお店。アイテムから伝わる手仕事感のあたたかさは多くのファンを作り、そうしたお客様のニーズに応えて手芸材料や素材、手作りの陶芸やアクセサリーなど扱う品目を広げ、あわせて洋服、服飾小物、暮らしの雑貨、さらにデッドストックの雑貨やCDなど、“楽しく、可愛いもの”を独自の視点でセレクトし、JAMCOVERの雑貨感と世界観が生まれてきた。
オリジナルデザインのアイテムも多数製作しており、群馬県高崎市にあるJAMCOVERのアトリエで手作りする雑貨や小物、またライセンスブランドである「petit jam(プチジャム)」の子供服やステーショナリー、雑貨等も展開し、好評を得ている(高崎市では2008年に2店舗目をオープンさせた)。

◆雑貨アーティストの個展や輸入商品の企画展示も開催

「JAMCOVER East Tokyo」の店舗で扱う、オリジナルのアイテムと国内・海外からのセレクトアイテムの比率は、半々ほどとなっている。外国からの雑貨は、ポーランドや東欧のテーブルウェアやロシアからのマトリョーシカ、世界各地の生地やボタン、玩具やポストカードなどまさに多彩。店内のコーナーではこうした輸入製品の企画展、そして国内外の雑貨アーティストの個展なども開催している。
「アーティストのファンのお客様も多く、個展の際には必ず来店される方もいらっしゃいます。またホームページやツイッターなどで当店の情報に触れ、遠方からご来店される方もおられますね。お店のある馬喰町には個性的な雑貨のお店も点在するので、街の散策を楽しみつつ入店される方も多いようです」と「JAMCOVER East Tokyo」スタッフの松木舞さんは語る。

店内のディスプレイにもこだわり、以前は郵便局で使われていた仕分け棚や、古いワインラック、昔の映画館のソファなどを店内の什器として用いるなどして、空間を楽しくするアイデアをふんだんに盛り込んでいる。また商品の陳列も頻繁に変化させるように心がけている。
楽しくて可愛い、そして唯一無二の雑貨の世界を独自の感性で作り出しているJAMCOVER。その思いが結晶化したような店舗をぜひ一度訪れて、その魅力を体験してみてはいかがだろう。


▲外国から輸入する楽しい玩具の数々


▲東欧などからのテーブルウェアも人気。展示はポーランドの陶器の特集


▲手作りの可愛いアクセサリーも好評


▲「いつもお客様が商品を楽しく選んで頂ける工夫をしています」と語るスタッフの松木舞さん

JAMCOVER East Tokyo

〒101-0031
東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ・竹澤ビル405号室
TEL. 03-3865-6056
http://www.jamcover.com