HOME > 2016年6月号 VVG Thinking

◇こだわりのShopをセレクト! ◇ in 台湾
好様思維
VVG Thinking 


 

日本をはじめ世界中から注目を集める台湾のクリエイター集団VVG。その歴史は今から17年前、オーナーのGrace氏がオープンした小さなレストラン「VVG Bistro」から始まる。それを皮切りに、「B&B」、「世界で最も美しい書店20に選ばれた本屋」、「手芸店」、「親子用レストラン」など暮らしに関する様々な業態店を次々とオープン。抜群の審美眼とセンスを持った女性オーナーGrace氏が生み出す空間はどれも洗練された独特の世界観を醸し出す。
全ショップに共通するコンセプトは“温度感”。体感的な気温ではなく、人の心の温度を温かくする空間や食べ物、商品が取り揃えられている。

◆VVG Thinkingのシンボル-実際に羽ばたく大きな翼

今回訪れたVVG thinkingは2012年に華山1914創意文化園区内にオープン。1階がカフェ、2階が本と雑貨のセレクトショップになっており、店舗の中でも一番の広さを誇る。1918年に建てられた酒造工場内の樟脳工場の建物をリノベーションした空間は光と陰のバランスが美しく、商品に重みを与えている。
「元々が工場だったイメージを大切に残しています。それに、人間には考えて創り出す力がある。人間の考える力は革新力となり、世界を変える事ができる。翼はその表現でありこの店の象徴です」とGrace氏は語る。


◆世界(=local)をミックスし、独自のグローバルを実現

店内には日本をはじめ世界中からセレクトされた本や雑貨が所狭しと並べられている。商品選びの基準は20年にのぼるバイヤー経験と、世界で出会った人やモノ、雑誌などから得たインスピレーションを生かし、Grace氏が本当に良いと思う物をセレクト。世界の国々で感銘を受けた良い部分をミックスし、独自の世界を実現している。
今年の8月末には台中にオペラハウス「VVG Play Play」のオープンを控え、また新たな境地に踏み出すGrace氏。今後の目標を尋ねると「いろんなおもしろい事を考え中」との事。日本にVVGショップができる日も遠くないかもしれない。


▲お店のシンボル翼のオブジェ


▲アンティークな家具に外国の本やレトロな雑貨、こだわりの生活用品がずらり


▲松野屋の暮らしの道具、廣田硝子のガラス製品など日本の商品や書籍も多数


▲古き良きモノの価値を見出すのに最適な空間

好様思維
VVG Thinking

https://www.facebook.com/vvgteam
 


オーナーのGrace氏