HOME > 2017年4月号 こだわりのショップをセレクト

暮らしをちょっと豊かにするヒントが満載のお店
SyuRo (シュロ)


 

お店を訪れた人が、自分のライフスタイルを見つけられる
…そんなお店を訪ね、お店作り・売り場作りについて伺った。

 
日本古来の伝統を活かしたモノや、職人の手仕事によって生まれた生活用品を、ふだん使いができるデザインプロダクトとして提案しているお店「SyuRo」。素材感を大切にした商品の品揃えで、季節に応じた展開を行っている。
店舗のある台東区鳥越で生まれ育ったオーナーの宇南山加子さんが、この地でアトリエ兼ショップを開いたのが2008年。以来、着実に店のファンやリピーターが増えている。お客様の「もっと商品をたくさん見たい」という声に応えて、すぐ近隣で倉庫に使用していた現在のスペースに、昨年の8月に店舗を移転した。
「“手触りがいい”“香りが良い”など、来店された方が商品の良さを感じて過ごして頂けるモノを選んでいます」という宇南山さん。オーナーを中心に、スタッフが皆で選んだアイテムからは、暮らしをワンランクUPさせてくれるような楽しさが売り場に醸し出されている。
 
 
■お客様に、自分らしい使い方を見つけて欲しい
 
品揃えはSyuRoのオリジナル商品が6割、仕入れ商品が4割。オリジナル商品は定番人気のブリキ缶やバッグ等に加えて、器やタオル、スキンケア用品等も展開している。毎日使う身のまわりのもので、定番商品として長く販売できるものを充実させているという。
お店を訪れる層は、20代後半~70代までと幅広い。女性のみならず、男性の来店者は4~5割にのぼっている。接客では、訪れた人がゆっくり見て楽しめて、自分らしい商品の使い方を考えて頂けるように配慮し、“居心地のいいスペース作り”をめざしている。
店舗を運営する株式会社SyuRoでは、デザイン事業をはじめ他社メーカーの商品企画やブランディング、空間ディスプレイや店舗計画、スタイリングなども行っている。「お店作りでお困りの方は、ぜひご相談下さい。また一度当店にお越し頂き、売り場の世界観を見て頂ければ幸いです」(㈱SyuRo 代表取締役 宇南山加子さん)


▲素材感を大切にした商品の品揃えが魅力のお店「SyuRo」


▲製法にこだわった上質な革を用いたバッグや革小物。自分使いにもギフトにも最適!


▲“五感に響くもの”“かっこよくあたたかいもの”を、SyuRoのフィルターを通して提案している


▲天然のアロマを使用したスキンケアシリーズ。男女・年齢を問わず使える、日常のリラックスアイテム


▲愛媛県今治市で作られているオーガニックタオル。普段使いから来客用まで幅広く使える


▲三重の焼き物(炻器) で作ったオリジナルのプレートとボウル。最近は海外にも販路が広がっている


▲SyuRo オーナーの宇南山加子さん。伝統の素材を活かした新しい製品を企画し、産地と共同で生み出している


▲SyuRo 店長の石洞美和子さん。店内では2ヵ月に1度のペースで催事やイベントを開催している

「SyuRo」のある街「台東区鳥越」とは?

 
浅草エリアにあり蔵前・浅草橋に隣接し、周辺には町工場も多く残るものづくりの街。SyuRoに続いて、最近ではこだわりを持った個性的な雑貨店も増えはじめている。

SyuRo (シュロ)

〒111-0054  東京都台東区鳥越 1-16-5
TEL. 03-3861-0675
http://www.syuro.info/