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ものづくりの技が生きる製品が、銀座で一堂に!
松屋銀座「銀座・手仕事直売所」


 
 

訪れた人が、自分のライフスタイルを見つけられる
…そんな売り場の催事を訪ねた。

 

日本で生み出される暮らしの品々を中心に「手仕事」の技が生きる製品を“直売所”スタイルで紹介する「銀座・手仕事直売所」。今年で9回目を迎える松屋銀座の人気のイベントが、9月27日(水)~10月2日(月)に同店8階イベントスクエアで開催された。

作家、クラフトマン、職人、デザイナーなど、全国各地の80名を超えるものづくりの担い手が生み出す製品が、一堂に集結。陶器、磁器、鋳物、木工、竹細工、漆器、革製品、ガラス製品、布製品、織物、籐製品、和紙製品、アクセサリー、ジュエリー、帽子・ストール、ニット、古家具、日用品・ステーショナリーなど多彩な分野に渡り、丁寧な手仕事から生み出された品々を展示販売。作り手とお客様がじかにふれあい、対話ができる売り場が展開され、終始、賑わいをみせていた。

 

生活者の視点で、日々の暮らしで輝く「ものづくり」を選んで提案 

 
「銀座・手仕事直売所」を企画・実行する(株)松屋 銀座本店バイヤーの松田日奈子さんは、「来場された方が、暮らしのあらゆる分野にわたり、作り手の方々の手仕事を見て頂けるところが、ご好評を博しているようです。この催事を毎回楽しみに来店される方も多く、今回も多数のご来場がありました」と語る。特に初日はここ数年で最大の賑わいのなかで会期の幕を開けた。会期中の平日にはファミリー層の来場が多く、ベビーカーを押した夫婦や子ども連れの家族も目立った。土・日は幅広い層の来場で大変な賑わいとなり、また総じて若い方の来場も増えている。
生活者・消費者の視点に立って、毎日の暮らしの中で輝き続けるすぐれた「ものづくり」を選び、紹介するこのイベント。リピーターの来場者の方も増え、毎回その人気は新しい広がりを見せている。


▲今年70周年を迎えた島根県の出西窯の陶器・陶製品の特集展示


▲伝統的な染色技法「型染め」による、色鮮やかな布製品


▲つくり手の工夫とこだわりが生きる陶磁器が多彩に提案された


▲暮らしを彩る多肉植物のアレンジメントも人気を集めていた


▲刃物で削って仕上げるヘラなどの木工製品。製作の実演が好評だった


▲日常にホッとする瞬間をもたらしてくれる木の器たち

イベント、ワークショップ、トークショーも開催。イートインも充実!

 
「銀座・手仕事直売所」では他にも様々な特別企画やイベント・ワークショップが開催され、活況を呈していた。
■「二日市」…個性あふれる作り手を2日間ずつの期間限定で紹介。
■ワークショップ…フリーカップの成形、スリップウェアの絵付けなど。
■トークショー…暮らしの道具のものづくりの背景、料理と器・道具 etc.
■イートイン…老舗酒蔵によるパーラー、窯元によるカフェとパンの販売。

松屋銀座「銀座・手仕事直売所」
(松屋銀座8階イベントスクエア 9/27(水)~10/2(月))

〒104-8130  東京都中央区銀座 3-6-1
TEL. 03-3567-1211(大代表)
http://www.matsuya.com