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◇こだわりのShopをセレクト!◇
ヨーロッパと日本の「かわいい」「なつかしい」アイテムが一堂に!  
ビスケット オーナー たけわき まさみさん


 

お店を訪れた人が、自分のライフスタイルを見つけられる
…そんなお店を訪ね、お店作り・売り場作りについて伺った。

 
ヨーロッパの古くて可愛いものを中心に、アンティーク雑貨やヴィンテージトイ、ドール、手芸用品などを扱う東京・谷中のお店「ビスケット」。店内に一歩足を踏み入れると、ワクワクしつつも、なつかしくホッとさせてくれるような温かい空間が広がる。
“かわいいものが好き”というお客さんでいつも賑わう売場は、面白いものや素敵なものが好きな人の心をくすぐるアイテムが多彩に並ぶ。ヨーロッパをはじめ海外に自ら買い付けに出かけるオーナーのたけわきまさみさんの、セレクトするセンスが光るお店となっている。
たけわきさんがこの「ビスケット」を始めたのは2001年。当初は東京の六本木(乃木坂)にあったが、2009年にこの谷中に移転した。「乃木坂では街自体が自分のライフスタイルと合っていませんでしたが、ここ谷中は古い物と新しいものが調和した街で、老舗も多ければ個性的な新しい個人店もあり、そこに惹かれました」とたけわきさんはいう。
来店者の層は20代から80代までと幅広い。女性がメインだが、カップルや親子連れ・家族連れも多く訪れる。売場では古いものだけでなく、それらと並べて溶け合うような、国内外の新しい商品も扱う。また「ビスケット」のオリジナル商品も製作し、販売・展開している。
近隣の散策がてらに立ち寄った方も、また好みの商品を目的に来店される方も、それぞれに楽しめるお店となっている。ヴィンテージもののパーツやオーナメントなどを、手芸やクラフト、スクラップブッキング用に使うなど、自分らしい工夫で選ぶといった楽しみも生まれているようだ。
「ビスケット」を運営する(有)ジンジャーでは、同じ谷中にて姉妹店「ツバメハウス」「ツバメブックス」も展開している。「当社では、なつかしい雰囲気のオリジナル商品も作っています。海外紙製品の輸入、卸もしています。お問い合わせください」とたけわきさんは語る。


▲職人技が生きるハンガリー製のモール人形。サイズごとに分類して提案


▲木製やセルロイドなどの質感と色使いが楽しい、欧米の玩具や人形


▲英国(イングランド)製のバースデーカードは1940年代のデッドストックもの


▲ヨーロッパ製のヴィンテージ・ボタン。台紙を入れ一つ一つ丁寧にパックしている


▲見ているだけでワクワクするようなヨーロッパ製のおもちゃ


▲明るく鮮やかな色合いの、アメリカ製のラッピングペーパーや紙製品

「ビスケット」のある街「東京・谷中」とは?

 
下町の情緒が残る東京・台東区の谷中。江戸の風情が今も息づく商店街やレトロなお店が点在し、国内、海外から多くの人が訪れている。「お寺が多いので緑も多く、ビルが少ないので空が広いです」とたけわきさんが説明するように、心地良く散策しながら買物を楽しむのに最適。

有限会社ジンジャー/ビスケット

〒110-0001
東京都台東区谷中 2-9-14
TEL. 03-3823-5850
http://biscuit.co.jp