HOME > 2019年2月号 こだわりのショップをセレクト:日本製の文具の良さ、楽しさと売り場で出会えるお店 GOAT(ゴート)

日本製の文具の良さ、楽しさと売り場で出会えるお店
GOAT(ゴート)

 

お店を訪れた人が、自分のライフスタイルを見つけられる
…そんなお店を訪ね、お店作り・売り場作りについて伺った。

 
質が高く個性的な文具、とくにMade in Tokyo(東京製)、Made in Japan(日本製)の文房具や文具雑貨、紙製品などの魅力を伝えてくれるお店「GOAT(ゴート)」。「日本の文具の質の高さ、使い勝手の良さと楽しさを、売り場でお伝えしたい」と店舗のオーナー、SALCO DESIGN 串田美恵子さんは語る。オーナーのセレクトによるアイテムは、お店を訪れる人にさまざまな発見と出会いを与えてくれる。
2012年に東京・東上野に開店して以来、お客様の支持を広げてきた同店は、昨年11月に東京・文京区の千駄木に移転し新たなスタートを切った。1階の路面店として、以前より広くなった店内には多彩な製品が揃う。ノート・メモ類、筆記用具、紙製などの文具雑貨・生活雑貨、レターセット・グリーティングカード類、マスキングテープやスタンプなど、分野の商品は幅広い。どれもデザインにこだわりがあり遊び心にあふれたアイテムで、子どもから大人まで楽しめるモノばかりだ。メーカー製品から個人作家の作品まで揃えられており、人気の商品はイラストレーター・ますこえりさんとのコラボレーションによるオリジナルの文具・雑貨。また、今注目のクリエイターが手掛けた製品も各種扱っている。
 

地域に愛される文具店。親子連れの来店も多い

 
下町情緒のある「谷根千(やねせん)」エリアにあるお店には、近隣の地元の方々が多く訪れ、親子連れのお客様も多いそうだ。売り場の棚や台はゆとりを持って配置され、ベビーカーの入店もOKで、多様な商品をゆっくりと見られるよう配慮されている。
ものづくりや手仕事の技の良さを感じさせつつ、遊び心を刺激しワクワクさせてくれる商品が並ぶ「GOAT」。同店ではオリジナル商品の卸売り業務も行っている。文房具の楽しさに出会える売り場で、いま多くの支持を集めながら、その楽しさの輪をさらに広げている。


▲デザインや色使いが楽しいアイテムを揃えている。インスタ映えのする製品が多い点も好評だという


▲東京の宮田印刷が手掛ける、活版印刷で刷った色と模様が美しいブックカバーと、ペーパープロダクト。ギフトにも最適!


▲遊び心を刺激する、ひとつひとつ表情が違うマーブル模様の軸のボールペン。東京・台東区の文具メーカーの製品


▲可愛さとクールさが同居する、ますこえりさんのイラストを用いたGOATオリジナルの「マスコハンコ」「マスコテープ」が人気!


▲素焼のブロックを用いた奥の壁面。まわりの「谷根千」エリアの風情と良く合うお店の内装


▲昨年11月にここ文京区千駄木に移転した「GOAT」。元はオーナーの友人が営む古道具屋の店舗だったそうだ

■「GOAT」のある街「千駄木」とは?

東京の下町情緒あふれる街として親しまれている「谷根千(やねせん)」(谷中・根津・千駄木)。なかでも千駄木は、かつては日本の文豪に愛された魅力的なエリア。界隈は落ち着いた佇まいの住宅地が広がり、近年は子育て世代にも人気の街となっている。

GOAT(ゴート)

 (オーナー:SALCO DESIGN 串田美恵子さん)

〒113-0022 東京都文京区千駄木 2-39-5-102
(※千代田線千駄木駅下車 1番出口)
http://goat-shop.com