HOME > 2019年4月号 こだわりのショップをセレクト:MUCCO

“小さなおくりもの”が見つかる、地域に愛されるお店
MUCCO

 

お店を訪れた人が、自分のライフスタイルを見つけられる
…そんなお店を訪ね、お店作り・売り場作りについて伺った。

 
東京・日本橋人形町にある、和のテイストが魅力のモダンな雑貨を扱うセレクトショップ「MUCCO」。お店のコンセプトは、「大切なあの人へ そっと小さなおくりもの」。贈る人が心を伝えられるものや、贈る方も贈られる方も負担にならないような、気軽に感謝の気持ちが伝わる商品を提案している。生活雑貨から食器・食まわり品、紙もの雑貨、ベビー用品まで、扱う商品は多岐にわたる。
店舗を運営する(株)ミヤギは、文具や事務用品、オフィス関連用品などを幅広く扱う企業で、創業以来100年以上の歴史を持つ。贈答用の紙製品を中心に扱っていた直営店舗を2015年にリニューアルし、翌年、現在の店名となった。店の名の由来は「こころをつつむ」の意味の「こつむ」を反対読みにしたもの。雑貨をメインに贈り物に最適な品々を提案している。
 

和と洋が融合。地域がテーマのオリジナル商品も好評

 
お店で扱う品々は、下町情緒のある人形町の雰囲気と似合うものが多い。「和風でありつつ洋風の新しさが感じられるような、個性的な雑貨をメインにセレクトしています」と同店店長の澁谷瑠美さんは語る。売り場では定番商品を軸に、店舗のウィンドウや入り口の棚で季節商品をアピールしている。「売り場は、商品のよさがお客様の目に映るような陳列で、一つ一つの商品がイキイキとするような見せ方を心がけています」と澁谷店長はいう。
人気の商品は同店オリジナルの『人形町ハンカチ』。これは地元にある8つの老舗店舗や名店とコラボレーションして製作したアイテムで、全16種類。地域のお土産品としても好評を博している。
同店がこだわるのは、和のテイストがあるだけでなく、メイドインジャパンである商品。売り場には、地域の方々にも喜ばれるもの、手に取ると誰でも顔がほころぶようなものなどを、多彩に揃えている。


▲「MUCCO」のお店のコンセプトは、「大切なあの人へ そっと小さなおくりもの」


▲(株)ミヤギ 人形町店「MUCCO」 店長 澁谷瑠美さん


▲地域の名店とコラボした、お店のオリジナル商品『人形町ハンカチ』は、人形町のお土産として人気。地域貢献に一役買っている


▲店舗の入口にレジと商品の提案棚があり、半地下がメインフロアで和雑貨の定番品を展開。2階には洋風の商品やベビー用品等が揃う


▲お節句向けの商品。卓上の和の雑貨、タペストリー、節句柄の手ぬぐいなど、マンション等の室内で飾れるものも好評だ


▲しょう油を入れると柄が浮かび上がる楽しい皿。こうした作家ものの商品も、今後は増やしていきたいという


▲桜モチーフなど季節を感じさせる商品の提案にも力を入れる。手書きのPOPで特徴を詳しく紹介している


▲「MUCCO」の近隣には安産祈願で名高い「水天宮」があり、来店される妊婦さんやご夫婦のベビー・子ども用品のニーズが高い

■「MUCCO」のある街「人形町」とは?

かつての江戸の中心・日本橋にある、歴史と伝統を持った東京の下町。情緒の残る小粋な界隈には、安産・子請けの神様の水天宮をはじめ、多くの社寺が点在。季節の様々な「市」も賑わいをみせている。

MUCCO

〒103-0013  東京都中央区日本橋人形町 2-4-3
TEL. 03-3662-6813
http://www.miyagi-net.co.jp

http://mucco.jp

(営業時間)
平 日 10:00~19:00
土日祝 10:00~18:30