HOME > 2014年11月号 こだわりの売り場をReport!

手仕事の技が生きる製品が東京・銀座に一堂に結集!
松屋銀座 「銀座・手仕事直売所」



ものづくりに一途な各地の作り手たちが生み出す、今を感じる暮らしの品々





日本全国各地のクラフトマン・作家、職人、デザイナーたちが生み出す、“手仕事”の技が生きる製品(作品)が東京・銀座に一堂に揃う! 東京の松屋銀座で開催された「銀座・手仕事直売所」は、選りすぐられた“手仕事”を、作り手が自らお客様に直接説明して販売する直売所スタイルのイベントだ。毎回注目度と認知度が高まっているこのイベント。6回目となる今回も大勢のお客様が訪れ、賑わいをみせた。
木工、漆器、陶磁器、鋳物、金属器、革、ガラス、布、和紙など多彩な分野の逸品を取り揃え、作り手も個人から小規模工場、産地産物まで多岐にわたる。“10年経っても暮らしの中で輝いている”ようなさまざまな“手仕事”を全国から選んでいる。
(株)松屋 銀座本店、リビング・呉服・美術部MD課バイヤーの秋山功一課長補佐は、「6年前にこのイベントを立ち上げた時はクラフトや工芸がメインでしたが、それに加えて徐々に幅広く“ものづくり”の良さが感じられる品々を扱い、その結果売り場に多くのお客様に集って頂ける場となりました」という。同店8階のイベントスクエアにて240坪の広さのスペースを用い、「直売所」という親しみやすい名前でイベントを展開している。毎年、秋に開催されるこの催事を楽しみに来店されるファンも多いそうだ。
会期中は30代~40代の主婦層をメインに、平日の夕刻からは近隣のOL層の来場も増える。価格は製品により差異があり、求めやすい価格の品も多いため客単価は特に高めという事はないが、販売する数量で見るとかなりの数に上る。
「百貨店のイベントという安心感とともに、普段はあまり出会えない“製品の作り手”と気軽に交流できる場として、お客様にご好評を頂いているようです」と秋山さんはいう。売り場では作家や職人の方による実演や制作体験、ワークショップ等も行われ、好評を博している。
かねてより松屋 銀座では“デザイン”にこだわった製品の取り扱いに注力している事もあり、こうした「作り手の顔が見える、こだわりの製品」のイベントには今後も力を入れていく方針という。


▲落ち着いた風合いで手になじむ「SyuRo」(東京)の革小物


▲荒物雑貨問屋の「松野屋」(東京)による製作実演


▲独自の織り方でウールの敷物をつくる中村亜紀子さん(長崎)


▲竹楓舎 大谷健一さん(大分)の手仕事による竹細工

銀座・手仕事直売所

松屋銀座 8階 イベントスクエア
9月9日(水)~9月14日(月)
http://www.matsuya.com/teshigoto

松屋銀座
〒104-8130 東京都中央区銀座3-6-1
03-3567-1211(大代表)